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25
2023

担当者に聞いたロードバランサー活用の本音

導入時は「導入実績」「多機能」を重視するものの、約6割が「機能を十分に活用しきれていない」実態
  ~ 約6割が「必要最低限の機能が揃った高コスパ製品へのリプレイスを検討 ~

東京、日本、2023年5月25日 — ネットワーク監視ソフトウェア、ファイル共有・転送ソフトウェア等の販売およびサポートを行うプログレス・ソフトウェア・ジャパン株式会社(本社:東京都港区、代表取締役:ユファン・ステファニー・ワン)は、ロードバランサーを導入している企業のサーバー運用担当者100名を対象に、サーバー運用者のロードバランサーに関する実態調査を実施いたしましたので、お知らせいたします。

本調査のレポートは、こちらからダウンロードできます。

調査サマリー

調査概要
調査概要:サーバー運用者のロードバランサーに関する実態調査
調査方法:IDEATECHが提供するリサーチPR「リサピー®︎」の企画によるインターネット調査
調査期間:2023年4月28日〜同年5月1日
有効回答:ロードバランサーを導入している企業のサーバー運用担当者100名
※構成比は小数点以下第2位を四捨五入しているため、合計しても必ずしも100とはなりません。

ロードバランサーで重視する点、「導入実績」が30.0%、「多機能」が17.0%

  「Q1.あなたのお勤め先で活用しているロードバランサー(負荷分散システム)は、どのような観点を最も重視しましたか。」(n=100)と質問したところ、「多機能」が17.0%、「導入実績」が30.0%という回答となりました。

多機能:17.0%
・商品ブランド:6.0%
導入実績:30.0%
・操作性:6.0%
・低コスト:14.0%
・サポート体制:11.0%
・その他:2.0%
  - 42歳:安定性、堅牢性
  - 40歳:品質
・わからない/答えられない:14.0%

ロードバランサーを選ぶ際、「2社で比較検討」が28.0%で最多

  「Q2.現在活用しているロードバランサー(負荷分散システム)を選ぶ際に、どれほどの製品と比較検討を行いましたか。」(n=100)と質問したところ、「2社」が28.0%、「3~4社」が27.0%という回答となりました。

・1社のみ:16.0%
2社:28.0%
3~4社:27.0%
・5社以上:1.0%
・わからない/答えられない:28.0%

約6割が「ロードバランサーを十分に活用しきれていない」と回答

  「Q3.あなたは、現在活用しているロードバランサー(負荷分散システム)の機能を十分に活用しきれていないと感じたことはありますか。」(n=100)と質問したところ、「かなりある」が8.0%、「ややある」が49.0%という回答となりました。

かなりある:8.0%
ややある:49.0%
・あまりない:21.0%
・全くない:4.0%
・わからない/答えられない:18.0%

ロードバランサーを十分に活用しきれていない理由、「操作や運用が複雑で難しいから」が49.1%で最多

 Q3で「かなりある」「ややある」と回答した方に、「Q4.あなたが、ロードバランサー(負荷分散システム)を十分に活用しきれていない理由を教えてください。(複数回答)」(n=57)と質問したところ、「操作や運用が複雑で難しいから」が49.1%、「搭載されているが、活用していない機能が多いから」が42.1%、「仕様を柔軟に変えられないから」が42.1%という回答となりました。

操作や運用が複雑で難しいから:49.1%
搭載されているが、活用していない機能が多いから:42.1%
仕様を柔軟に変えられないから:42.1%
・同時接続数が少ないから:29.8%
・使用中の不具合が多いから:14.0%
・サポート体制が充実していないから:12.3%
・他システムと連携が不便だから:10.5%
・その他:0.0%
・わからない/答えられない:0.0%

「人材不足」や「スキル不足」などの理由も

 Q5で「わからない/答えられない」以外を回答した方に、「Q5.Q4で回答した以外に、ロードバランサー(負荷分散システム)を十分に活用しきれていない理由があれば、自由に教えてください。(自由回答)」(n=57)と質問したところ、「人材が全然いない」や「スキル不足」など39の回答を得ることができました。

<自由回答・一部抜粋>
・47歳:知見がたまってない。
・42歳:全ての設定が理解しきれていない。
・47歳:この技術を分かる人材が全然いないから。
・47歳:スキル不足。
・32歳:影響範囲が大きいから。
・29歳:導入時に利用予定だったが、まだ利用していない機能が複数あり、機能を有効化したいが、業務システム側との調整に時間がかかっているため。
・44歳:障害対応の時に切り分けができない。

約6割が「費用の安い製品があればリプレイスを検討したい」と回答

  「Q6.現在活用しているロードバランサー(負荷分散システム)以外に、ロードバランサーとしての必要最低限の機能が揃った、費用の安い製品があればリプレイスを検討したいと思いますか。」(n=100)と質問したところ、「非常にそう思う」が13.0%、「ややそう思う」が46.0%という回答となりました。

非常にそう思う:13.0%
ややそう思う:46.0%
・あまりそう思わない:17.0%
・全くそう思わない:6.0%
・わからない/答えられない:18.0%

ロードバランサーのリプレイスで最も重視するのは、「コスパ」

 Q6で「非常にそう思う」「ややそう思う」と回答した方に、「Q7.あなたは、ロードバランサー(負荷分散システム)をリプレイスする際は、どのようなポイントを重視したいですか。(複数回答)」(n=59)と質問したところ、「コストパフォーマンスが高い」が61.0%、「運用・操作が簡単である」が59.3%、「設定・導入のハードルが低い」が59.3%という回答となりました。

コストパフォーマンスが高い:61.0%
運用・操作が簡単である:59.3%
設定・導入のハードルが低い:59.3%
・ニーズに対応するカスタマイズ性がある:28.8%
・サポート体制が充実している:25.4%
・他システムの連携ができる:18.6%
・その他:1.7%
・わからない/答えられない:0.0%

「仕様変更の容易さ」や「継続的な保守体制」なども重視

 Q7で「わからない/答えられない」以外を回答した方に、「Q8で回答した以外に、ロードバランサー(負荷分散システム)をリプレイスする際に、重視したいポイントがあれば、自由に教えてください。(自由回答)」(n=59)と質問したところ、「仕様変更の容易さ」や「継続的な保守体制」など42の回答を得ることができました。

<自由回答・一部抜粋>
・47歳:価格と仕様変更の容易さ。
・48歳:最大値の負荷が発生したときの対応の自由度。
・37歳:ロードバランサーだけでなく、他にもLifeKeeper等負荷分散だけでなくクラスタリング時への運用コストを下げたい。
・46歳:リプレース前の後継機種にして、操作互換があると良い。
・40歳:継続的な保守体制が充実していること。
・42歳:セキュリティ。
・44歳:柔軟なサポート、障害に強い。

7割以上が「オブジェクトストレージ製品などと、ロードバランサーを組み合わせ、データの配置をより効率的に行いたい」と回答

  「Q9.データ蓄積容量とコストパフォーマンスにすぐれているオブジェクトストレージ製品などと、ロードバランサー(負荷分散システム)を組み合わせることで、データの配置をより効率的に行いたいと思いますか。」(n=100)と質問したところ、「非常にそう思う」が14.0%、「ややそう思う」が58.0%という回答となりました。

非常にそう思う:14.0%
ややそう思う:58.0%
・あまりそう思わない:13.0%
・全くそう思わない:1.0%
・わからない/答えられない:14.0%

まとめ

今回は、ロードバランサーを導入している企業のサーバー運用担当者100名を対象に、サーバー運用者のロードバランサーに関する実態調査を実施しました。

まず、ロードバランサーを導入の際に最も重視した点について聞いたところ、第1位は「導入実績」、第2位は「多機能」という結果になりました。また、約6割が「ロードバランサーの機能を十分に活用しきれていない」と実感しており、その理由には、「操作や運用が複雑で難しいから」が49.1%、続いて「搭載されているが、活用していない機能が多いから」、「仕様を柔軟に変えられないから」が42.1%という結果になりました。次に、「ロードバランサーとしての必要最低限の機能が揃った費用の安い製品」について興味の度合いを尋ねたところ、約6割が「リプレイスを検討したい」と回答しました。リプレイス検討時に重視するポイントは、「コストパフォーマンスが高い」が61.0%で最多となり、続いて「運用・操作が簡単である」が59.3%、「設定・導入のハードルが低い」が59.3%という結果になりました。最後に、オブジェクトストレージ製品に関する質問に対しては、7割以上が「ロードバランサー(負荷分散システム)を組み合わせることで、データの配置をより効率的に行いたい」と回答しました。

今回の調査では、サーバー運用者がロードバランサーを導入しているものの、機能を十分に活用できていないため、必要最低限の機能が揃っているコスパ重視の製品を求めていることが明らかとなりました。コスパと操作のしやすさだけでなく、組み合わせる商品との相性を鑑みて、業務効率化を図れる商品が求められると言えるのではないでしょうか。

本調査のレポートダウンロードはこちら
https://kemptechnologies.com/jp/campaigns/survey-on-load-balancer

Kemp LoadMaster

LoadMaster は、プライベートクラウド、パブリッククラウドが融合したハイブリッドクラウド環境に対応できる次世代ロードバランサーで、アプリケーション配信を最適化し、セキュリティを向上させます。シンプルで使いやすい製品、柔軟なライセンスオプション、他社を圧倒するコストパフォーマンス、卓越したグローバルサポート体制などを強みとし、世界中のお客様から選ばれています。

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