Analyst Report
導入事例

WhatsUp Gold が コミュニティ・インテグレィテッド・ケアのサービス続行を支援

WhatsUp Gold のネットワーク分析と監視は、コミュニティ・インテグレィテッド・ケアのネットワークに影響を与える重大な問題を解明します。

コミュニティ・インテグレィテッド・ケアは、イギリスで最も大きい健康及び社会ケア慈善団体の1つです。学習障害がある人、精神衛生上の困難をかかえた人、自閉症的傾向がある人、認知症などの加齢に伴う困難で援助が必要な人など、何千人もの様々な人々が独立して満足がいく生活を送れるよう支援活動を行っています。

コミュニティ・インテグレィテッド・ケアは、個人の自宅や専門サービス独自のシステムなどといった、多くの非常に異なったコミュニティ環境で支援を提供する複雑な組織です。ですから、出先からスタッフがオンライン接続して作業できる環境を整えることは、この慈善団体にとって非常に優先度の高い課題です。

手間がかかる診断作業でモバイル機器使用スタッフのアクセスに遅延

コミュニティ・インテグレィテッド・ケアでは、非常に多くのスタッフがオフィスを離れて業務をこなすので、ラップトップやそのほかのモバイル機器とオフィスとの接続が常に安定し信頼がおけることは必須の要件です。にもかかわらず、診断作業に時間と手間がかかり、ユーザーのアクセスに遅延が生じることがよくありました。コミュニティ・インテグレィテッド・ケアのITサービス管理者であるアリフ・ナワズ氏は次のように説明します。

「ユーザーがIT問題に遭遇したら、コミュニティ・インテグレィテッド・ケアのヘルプデスクが電話かメールで報告を受けます。リモートで発生した問題の原因を究明するのに、40分程度かかることもよくありました。1日に30から40の報告があった場合、掛け算するとITスタッフはそれだけで24時間以上とられてしまうことになります。問題を診断するために現地にチーム・メンバーを派遣せざるを得ないことも多く、この時間をくうプロセスのために、サポート・スタッフが本来行うべき本質的な業務をこなせないという問題に発展しました。」

ネットワーク・アクセスへの潜在的問題の増加

業務遂行のために支給された250の携帯電話が使われています。ということは、それだけアクセスに影響を与える可能性のある潜在的ネットワーク問題があると言えます。さらに、この組織は、スタッフが個人所有のスマートフォンやタブレットをネットワークに接続して使用することを認める BYOD (Bring Your Own Device)ポリシーを持っています。

それに加えて、この慈善団体はここ数年で急激に成長してきたので、ネットワークもそれに合わせて大規模化を余儀なくされました。結果としてナワズ氏が管理するIT診断プロセスはさらに時間と手間がかかるようになったため、問題の包括的解決を求めて調査を開始するに至りました。

他の3つのベンダーとの競合を勝ち抜いて WhatsUp Gold が選択される

コミュニティ・インテグレィテッド・ケアは、再販業者の NetDef 社と長く提携しており、同社の協力で4つのベンダーの試用版を使い比べました。その結果、ナワズ氏はイプスイッチ社の WhatsUp Gold を選択しました。その信頼性、ライセンスにかかる費用の低さに加えて、操作の簡単さと単一ダッシュボードから一見して見渡せるネットワーク監視のアプローチが選択の理由です。

トム・マーサー氏、NetDef 社の事業開発部長、は次のようにコメントします。「すべての必要項目を満たし、最も直感的で使いやすいソリューションだったので、私たちは WhatsUp Gold のプレミアム・バージョンをインストールすることを推奨しました。コミュニティ・インテグレィテッド・ケアは、無料の試用版からスムーズに移行できました。インストレーションは簡単でスムーズでしたし、インストレーション後にすぐ監視を開始できました。」

IT部門の問題対処時間の低減

ナワズ氏は、WhatsUp Gold を導入したことによって得られた効果を次のように説明します。「常時使用するので、WhatsUp Gold のインタフェースはオフィスの大画面に表示されています。ユーザーから電話やメールで問い合わせがあれば、数分で問題の原因を突き止めることができます。例えば、WiFi に接続できないという問題があったとき、それが内部の問題なのか、サイトのインターネット・プロバイダの問題なのか一目でわかります。」

コミュニティ・インテグレィテッド・ケアは、WhatsUp Gold の料金体系がポート単位のライセンスではなくデバイス単位のライセンスであるため、支出を抑えることができましたが、これまで長時間を要していた問題対処にかかる時間が大幅に削減できたことも重要なポイントです。ナワズ氏は、もう問題の原因を突き止めるためにメンバーを他の場所に行かせる必要はありません。ヘルプデスク・チームは電話応対に時間を取られることなく、本質的な問題解決に集中することができます。接続問題が迅速に解決できるようになったので、より効率的に業務を遂行できます。

早期アラートで中断時間を回避

ナワズ氏はサーバーがダウンしたときに備えて、WhatsUp Gold の警告がヘルプデスクのメール受信箱に送られるよう設定しました。ですが、最近はかつてのような頻度でサーバーがダウンするようなことはなくなりました。サーバーの容量がフルに近くなったり、ハードウェア問題の兆候があった場合に早期警告を出す早期アラートを設定したため、問題が顕在化する前に対処できるからです。

WhatsUp Gold の潜在機能

WhatsUp Gold を使うことにより、サーバー停止を回避し、問題が起きても対処時間が大幅に削減され、ネットワークの可用性を大幅に向上させましたが、ナワズ氏は、まだ WhatsUp Gold の持っている機能の10%程度しか利用できていないと考えています。今後、WhatsUp Gold の潜在機能を十分使いこなすことができるようにする計画を立てています。

WhatsUp Gold ネットワーク監視ソリューションでネットワーク上のすべてを監視