マネージド・ファイル・トランスファー: SaaS とオンプレミス

マネージド・ファイル・トランスファー: SaaS とオンプレミス

大勢のユーザーがリモートで作業している場合は特に、ファイルとデータを安全に保護できるかどうかという心配があります。SaaS マネージド・ファイル・トランスファーについて検討してみるタイミングかもしれません。

ファイルとデータを安全に保護するのに最適なのは、マネージドファイル・トランスファー(Managed File Transfer、MFT)ソリューションです。MFTを使用すると、すべてのファイル転送アクティビティを統合でき、社員が相互に、または顧客やパートナーとファイルを交換するために使用する業務プロセスにおけるセキュリティ体制を強化できます。

マネージド・ファイル・トランスファー (MFT) のメリット

優れた MFT ソリューションは、セキュリティ、一元化されたアクセスコントロール、自動化、ファイル暗号化、改ざん防止ログなどを提供します。そのため、MFT を使うことで、全社のファイル転送アクティビティを、内部のガバナンスと SLA 要件、および PCI、HIPAA、CCPA、GDPR などの外部の規制コンプライアンス要件を確実に満たせるようになります。

オンプレミスであれば自在にコントロールできるため、MFT ソリューションもオンプレミスで管理したいと考える IT 部門もあります。ところが、IT 管理者も在宅勤務をすることになれば、通常、オンプレミスソリューションはそれほど簡単に拡張できず、管理が困難になってきます。

そこで選択肢として考えられるのが、サービスとしてのソフトウェア(Software as a Service、SaaS)MFT ソリューションを利用することです。SaaS MFT ソリューションは、たいていの場合、30分程度で稼働させることができます。SaaS ソリューションは、オンプレミスバージョンと同じ機能を提供しますが、ビジネスのファイル転送ニーズに応じて使用量を調節でき、サービスのコストが最適化できるとともに、IT 部門のオーバーヘッドが削減されます。

コロナのパンデミックで多くの企業がテレワークに移行しましたが、クラウドから IT サービスをプロビジョニングすることの価値が注目されています。クラウドは、在宅勤務社員が業務をスムーズにこなすのに役立つだけでなく、エンドユーザーのITインフラストラクチャと技術サポートの管理を合理化することが可能になるというメリットもあります。

 

オンプレミスか SaaS か

MFT 導入に際して、オンプレミスにするか SaaS にするかを判断する場合、IT 全体を見通した考察が必要にあります。IT インフラストラクチャのほとんどがオンプレミスで実行されている場合は、MFT をオンプレミスで実行することが理にかなっているかもしれません。

一方、IT インフラストラクチャの主要な部分がクラウドになっているか、クラウドに移行しようとしている場合は、MFT を SaaS プロバイダに委任する方が合理的です。MFT の導入オプションとして、SaaS を選択することの利点としては、以下のような点が挙げられます。

IT リソース管理の煩わしさからの解放

オンプレミス IT には、設計と展開のための人的リソース、およびハードウェアとソフトウェアに先行投資するための金銭的リソースが必要です。ハードウェアのライフサイクルは通常数年であり、投資は何度も繰り返す必要があります。SaaS を使用すれば、IT リソースの心配をする必要はありません。設計も導入サービスも SaaS プロバイダが責任を持ち、ハードウェアとソフトウェアのアップグレードもプロバイダ側で定期的に行います。使用量に応じて毎月運用コストを支払えばいいので、一時的に巨額の設備投資をする必要はありません。

IT 管理の重圧からの解放

オンプレミスシステムがクラッシュすると、システムで何が行われていたのかを確認し、一刻も早くアプリケーションサービスとデータへのアクセスを回復するために全力で取り組まなければなりません。クラッシュの可能性は常にあるので、IT 管理者はいつでも対応できるよう態勢を整えておく必要があり、重要な戦略的 IT イニシアチブを計画したり展開したりするような余裕がありません。システムが正常に動作している場合でも、面倒なハードウェアのメンテナンスとソフトウェアのパッチ適用があり、これらは継続的に行わなければなりません。SaaS オプションを選択すれば、プロバイダがこのような懸案事項を引き受けます。高レベルのフォールトトレランスで、システムがダウンしてもバックアップシステムに自動的にフェイルオーバーされるので、ビジネス運用が中断されることはありません。また、プロバイダ側で定期的なメンテナンスと自動化パッチが行われます。

高度なセキュリティ

サイバー犯罪者は常に攻撃を進化させています。社内の IT 部門だけで、新手のサイバー攻撃などをすべて把握し、防御策を施していくことは不可能に近いでしょう。対照的に、SaaS プロバイダは、最新のセキュリティツールとインテリジェンスにアクセスでき、複数の業界での幅広い経験によって培われたセキュリティのベストプラクティスを適用できるセキュリティの専門家を雇用しています。SaaS を使うことで、たとえ中小企業であっても、大企業と同じレベルの高度なセキュリティと データ保護施策を利用することができます。

モビリティとスケーラビリティ

オンプレミスサーバーでは、複雑な仮想プライベートネットワークを展開しない限り、モビリティは制限されます。社員がリモートで作業し、オンサイトのソフトウェアにアクセスできるようにするには、追加のセキュリティとメンテナンスも必要です。SaaS オプションの場合は、最初からリモート仕様なので、追加のコストやセットアップなしでリモートワークに対応できます。

SaaS ソリューションを使用することで得られるもう1つの利点は、スケーラビリティです。企業が成長を続けていくときは、アプリケーションの数や複雑さも拡張していきます。オンプレミスのインフラストラクチャの場合は、企業の成長に伴ってスケールアップしていくには新しい機器や追加のセットアップが必要になり、簡単なことではありません。しかし、SaaS オプションでは、追加の機器やソフトウェアのライセンスは不要で、簡単に拡張できます。必要な追加のリソースを注文して、使用した分に対して支払うだけで済みます。

MFT は無料で試用可能

MFT ソリューションは、無料で試用することができます。MFTのセキュリティ、信頼性、コンプライアンスのメリットを提供する完全バージョンの MOVEit Transfer を無料でダウンロードできます。クラウドを利用する SaaS 導入の場合は、無料試用を申し込んでから調整する形になりますので、 無料トライアル申請フォームをご利用ください。

 

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